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潮流ウォッチ・トゥデイ

自動詞と他動詞の見分け方:7つの観察ポイントで迷わない

Author

Mia Cox

Updated on August 20, 2026

英語の文を読んでいて、ふと止まる瞬間がある。たとえば「この動詞、何が“目的語”なんだっけ?」とか「主語の動きはわかるけど、文が変に聞こえる」みたいなやつだ。そこで役に立つのが、自動詞と他動詞の見分け方。自動詞 と 他動詞 の 見分け 方を押さえると、読解も作文も一気にスムーズになる。

ただし、丸暗記だけで突っ走ると必ず壁にぶつかる。なぜなら、同じ動詞でも文の形によって見え方が変わることがあるからだ。だからこそ大事なのは、「辞書の説明」をそのまま信じるのではなく、「文の中で何が起きているか」を観察する習慣をつくること。この記事では、現場で使える見分け方を順番に紹介する。

まず前提をはっきりさせよう。自動詞は、基本的に「目的語なし」で文が成立する動詞。他動詞は、基本的に「目的語を必要とする」動詞だ。この“目的語”という部品が、見分けの鍵になる。とはいえ、目的語をいきなり探すのは難しい。そこで、先に「文がどんなふうに組み立てられているか」を見る。

以下のポイントを、文章を見ながら指でなぞるように確認してほしい。自動詞 と 他動詞 の 見分け 方は、この観察の積み重ねで身につく。しかも、知識が増えるほど「この文、変だ」と自分で気づけるようになる。

自動詞と他動詞の例文での見分け

1)最初に見るべきは「目的語がいるか」だ。たとえば、次の2つを比べてみる。He arrived.(彼は到着した。)は、到着という出来事が主語だけで完結している。これに対して、She opened the door.(彼女はそのドアを開けた。)は、“何を開けたのか”が必要で、the door が目的語になっている。つまり、後者は他動詞の形だ。

この見分けはシンプルに見えるが、実際は「目的語の位置」を間違えやすい。目的語は、動詞の後ろに来て“動作の対象”になっていることが多い。自分の頭の中で「動詞の矢印」を作ってみよう。opened の矢印は door に向かう。arrived の矢印は、外へは出ない。そんな感覚で十分だ。

2)次は「主語の動きがどこまで続くか」を見る。自動詞は、主語の状態や移動の変化が中心。他動詞は、その変化が対象に及ぶことが多い。A car stopped.(車が止まった。)は、止まるという状態変化が主語に閉じている。一方、He stopped the car.(彼は車を止めた。)は、stop という変化が car という対象に及んでいる。ここで止めたのは主語が“操作”した結果だとわかる。

この違いが体感できるようになると、単語帳の理解が現場の判断に変わる。自動詞 と 他動詞 の 見分け 方で一番得をするのは、「同じ動詞であっても文が違えば役割が変わる」ことを見抜けるようになる点だ。

3)よくある型として、「S + V(自動詞)」と「S + V + O(他動詞)」を思い出す。たとえば自動詞なら、Birds fly.(鳥は飛ぶ。)のように形がきれいにまとまる。他動詞なら、Children draw pictures.(子どもたちは絵を描く。)のように、動詞の後ろに O がぶら下がるイメージだ。もちろん例外もあるが、まずは型で大枠をつかむ。

ただ、型に頼りすぎると危ない。目的語が見えにくい文もある。たとえば、受け身の文では登場人物の役割が入れ替わって見える。The door was opened by him.(そのドアは彼によって開けられた。)は、目的語というより“主語位置”に対象が来ている。でも、根っこは opened が他動詞だったことに変わりはない。ここは「文の骨格」で判断したほうが正確だ。

4)次に「前置詞とのセット」をチェックする。自動詞・他動詞の区別がつきにくい場面では、前置詞がヒントになることがある。たとえば look at は “他動詞っぽい働き”をしやすい。I looked at the painting.(私はその絵を見た。)の painting が対象になる。一方で、arrive at は到着先を示すが、arrive 自体は目的語が不要で、前置詞句で情報を補っているだけになりがちだ。He arrived at the station.(彼は駅に到着した。)

ただし、ここは注意が必要だ。前置詞句があっても、それが目的語とは限らない。目的語は基本的に名詞単体(または動名詞など)で、動詞の“対象”として機能することが多い。自動詞 と 他動詞 の 見分け 方では、前置詞句を見たら「これは対象?それとも付加情報?」と一度立ち止まるのがコツだ。

5)「目的語が省略されるかどうか」を見るのも実戦的だ。たとえば、Close the window.(窓を閉めて。)は他動詞で、目的語がないと指示として成立しにくい。一方、Stop!(止まれ!)は自動詞でも成立しやすい。もちろん Stop が他動詞として使われるケースもあるが、短い命令文ではその傾向が出やすい。

この見分けは、会話で特に役立つ。相手が話している途中で、動詞の後ろが消えたように感じたら、自動詞寄りか他動詞寄りかを推測できる。自動詞 と 他動詞 の 見分け 方は、読解だけじゃなく瞬間判断にも効く。

6)「変化の種類」を分類すると、判断が速くなる。自動詞は“状態や位置の変化”を扱いやすく、他動詞は“何かを変える/動かす/影響を与える”ことが多い。The sun rose.(太陽が昇った。)は状態の変化で完結する。他方、She raised her hand.(彼女は手を上げた。)は対象(her hand)を動かしている。どこまでが主語の変化で、どこからが対象への働きか、ここを切り分けると混乱が減る。

さらに、同じ語でも使い分けが起きる代表例がある。たとえば increase は増える(自動詞)としても、増やす(他動詞)としても使えることがある。The number increased.(数が増えた。)は自動詞。They increased the number.(彼らは数を増やした。)は他動詞。こういう「変わり方」の型を覚えると、辞書の情報が“現場での使える形”に変換される。

7)最後は「文法チェック」を自分で回す。おすすめは、疑う練習だ。動詞の直後を見て、「ここに“何を”が入る余地はある?」と自問する。She opened… と来たら、何を開けたのかが欲しくなる。逆に The door opened… の場合、何を開けたのかより、“ドアがどうなったか”が主役になる。つまり opened は他動詞でも、文の組み方次第で“自動詞的な見え方”になることがある。

ここで大切なのは「自動詞/他動詞を性格付ける」というより、「その文で、どの要素が対象になっているか」を確認することだ。自動詞 と 他動詞 の 見分け 方は、結局のところ意味と文の骨格をつなぐ作業である。

では、理解を固めるために、よく出る見分けのパターンを短く整理しておこう。以下の対応表は、判断の“最初の一手”として使ってほしい。

確認ポイント 自動詞っぽい兆候 他動詞っぽい兆候
目的語(O)が必要か 基本的に不要で文が閉じる 何を/誰をが必要になりやすい
動詞の働き 主語の状態・移動の変化が中心 対象(主に名詞)に影響が及ぶ
動詞の後 副詞や前置詞句で補足しがち 名詞(目的語)が続きやすい
命令文 目的語なしでも成立しやすい 目的語がないと指示がぼやけることが多い

ここまでで見分け方はかなり見えてきたはずだ。でも、最後に“落とし穴”も押さえておきたい。英語学習では「自動詞=目的語なし」「他動詞=目的語あり」と言い切りたくなる。しかし現場では、前置詞句や補語(補語は C として扱われることが多い)など、似た形が紛れる。だから、目的語を見つけられないからといって、すぐ自動詞だと決めつけない。文全体が成立しているか、意味の矢印がどこへ向くかを優先する。

また、受け身や完了形など、文の時制・態が変わると、“主語っぽい位置”に対象が来ることがある。そういうときも焦らないで、元の動詞の働きを思い出す。「それを開けたのは誰(誰によって)か」「それが変化したのは何か」を追うと、分類が崩れにくい。

自動詞 と 他動詞 の 見分け 方を、学習の習慣に落とし込むなら、毎回ワンフレーズでいいので自分に問いかけてみよう。例えば、文章を読んだら「この文は、何を/誰を?」に答えているのか。それとも「主語がどうなった?」に答えているのか。答えが前者なら他動詞寄り、後者なら自動詞寄りだ。この確認を繰り返すうちに、目が育つ。

最後に、今日から使える“最短のチェック手順”をまとめる。まず動詞を見つける。次に動詞の直後で、目的語になりそうな名詞があるか探す。なければ自動詞の可能性を上げる。あるなら他動詞の可能性が高い。最後に、意味の矢印を作り、主語の変化なのか、対象への作用なのかで確定する。これだけで、多くの迷いは消える。

自動詞 と 他動詞 の 見分け 方は、「用語の暗記」より「文の中で何が起きているか」を読む力だ。目的語の有無、動詞の働き、主語の変化か対象への作用か。この3点を押さえるだけで、英語の文は驚くほど整って見える。今日の1文から、その“矢印”を意識してみてほしい。

(このテーマを練習するなら、短い英文を10本だけ選び、動詞のあとに何が来ているか、答えが「何を/誰を」なのか「どうなった」なのかをメモするところから始めれば十分。少しずつ精度が上がる。)